「地域の人々の暮らしの一部に。そんな店であり続けたい。」小浜市の洋菓子店・てとてとお菓子の數森洋介さん【嶺南こんにちは通信】

「地域の人々の暮らしの一部に。そんな店であり続けたい。」小浜市の洋菓子店・てとてとお菓子の數森洋介さん【嶺南こんにちは通信】

こんにちは、ふーぽ編集部です。

嶺南在住クリエイターがいま会ってほしいローカルピープル情報をお届けする【嶺南こんにちは通信】

 

今回は、小浜市の洋菓子店・てとてとお菓子の數森洋介(かずもり ようすけ)さんです。

お気に入りの嶺南スポットも教えていただきました。

地域の人々の暮らしの一部に。そんな店であり続けたい。

人気の定番ケーキ「ショコラ」と「キリ」

「店名は、お客さんと大切な人の手と手を繋ぐお菓子になってほしいという願いを込めました」。

優しい笑顔で話すのは、「てとてとお菓子」店主の數森洋介(かずもり ようすけ)さん。

2023年5月、小浜市生守の新興住宅地に夫婦で洋菓子店をオープン。

「自分たちと同じ子育て世代が多く、地域の人たちと共に成長していける場所を選びました」。

目指すのは、誰でも気軽に立ち寄れ、クオリティは高い店。

自然光が差し込む明るい店内には、素材を厳選し一つ一つ手作りした季節の果物のケーキや焼菓子が並びます。

兵庫県豊岡市生まれの數森さんは、子どもの頃から菓子作りが趣味の母を手伝っていたといいます。

その経験が生き、菓子職人を目指して京都調理師専門学校に入学。

卒業後は、京都市内の3店舗の洋菓子店で15年間研鑽を積みながら「いつか自分の店を持ちたい」と夢を抱き続けました。

妻のめぐみさんの出産を機に「子どもには自然と触れ合いながら育ってほしい」と、約2年前に妻の故郷の美浜町に近い小浜市に移住。

同時に念願の店を構えました。

 

開店以来、常に新しい食材や製法に挑戦する商品開発が客の心をつかんでいます。

人脈が少ない地での創業だったが、取引先の八百屋さんが生産者を紹介してくれるなど地域の人々に支えられながら、店を切り盛りしています。

小浜市産の米粉や蜂蜜、高浜町産のイチゴなど嶺南の食材を積極的に使用するのは「地元の食材の魅力を発信して、まちを盛り上げたい」という地域への恩返しの思いからです。

 

ご近所さんが誕生日ケーキを注文したり、小学生がお小遣いを握りしめて来店したり、お年寄りが孫と足を運んだり。

「店がお客さんの日常の一部になっていることがうれしいですね」と數森さんは微笑みます。

謙虚さと心の込もった接客でファンが増えていき、「今まで食べた中で一番おいしい」「子どもが喜んでくれた。ありがとう」といった温かい言葉に励まされることも多いです。

「ゆくゆくは、朝焼きのマドレーヌやパンも提供したい」と楽しそうに語る數森さん夫婦

まちの豊かな自然や人々のぬくもりに触れるたび、創作意欲はますます高まり、愛着が深まるばかり。

「お菓子を通して地域の人を笑顔にできるなら、人生をかける価値があると思います」

てとてとお菓子

福井県小浜市生守4-22-1
☎090-1395-1309
【営】11:00~17:30
【休】木・金曜、水曜は不定休 ※インスタを確認
Instagram

 

 

お気に入りの“嶺南”スポット

青戸ベイサイドヒルズ【おおい町】
數森さん

小浜湾の「青戸の入江」を望む高台に佇む、自然いっぱいの体験型観光施設です。バーベキューや果樹園での収穫体験、動物との触れ合いなどが楽しめます。当店のケーキに使っているシャインマスカットは、ここで栽培したものなんですよ。

福井県おおい町犬見1-48
ホームページ

 

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writer : ふーぽ編集部

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