「伝統を守りながら新たな挑戦。 組子細工“推し”を増やしたい!」Domoto Kougei(高浜町)代表の・土本聡美さん【嶺南こんにちは通信】

「伝統を守りながら新たな挑戦。 組子細工“推し”を増やしたい!」Domoto Kougei(高浜町)代表の・土本聡美さん【嶺南こんにちは通信】

こんにちは、ふーぽ編集部です。

嶺南在住クリエイターがいま会ってほしいローカルピープル情報をお届けする【嶺南こんにちは通信】

今回は、高浜町のDomoto Kougei 土本工芸・土本聡美さんです。

お気に入りの嶺南スポットも教えていただきました。

伝統を守りながら新たな挑戦。組子細工“推し”を増やしたい!

高浜町上瀬(うわせ)

青葉山麓の北側の海沿いを進むと、福井県と京都府の県境あたりに小さな集落が見えてきます。

「土本工芸」はここで長年、建具と日本の伝統的な木工技術「組子」の工房を営みます。

その組子の手法を取り入れて独自のアクセサリーや雑貨を制作する事業が「Domoto Kougei」です。

内浦湾の眼前にある工房

6年前に立ち上げた代表の土本聡美さんは、「組子の技術を守り続けて、その美しい紋様を新しい形で世界に伝えたい」と、夫であり工房の二代目の恭義さんと2人で新製品づくりに挑んでいます。

 

愛知県出身の土本さんが、プログラマーから転職して木工職人の道を歩み始めたのは、30歳の頃。

半年間、職業訓練校で木工について学んだ後、高浜町の海の美しさに魅了されて移住しました。

会社勤めをしながら休日に、土本工芸の初代であり師匠の組子指物師・土本保さんの工房に通い技術を学びました。

 

やがて修業先で出会った恭義さんと結婚。

3人の子どもを育てながら、自ら広告塔となり組子の匠の技と魅力を広く世に届けるべく、伝統を生かしながら新たな視点で商品開発に力を注いでいます。

 

土本さんは、ライフスタイルの変化により徐々に伝統工芸の需要が減少していくことに危機感を抱きます。

「工芸品を作っている私たちが頑張らないと。実現したい製品のアイデアがいくつもあるんです」

「くみことは」シリーズ。ステンドグラスと組み合わせた作品。高浜町「青葉山ハーバルビレッジ」などで販売

若狭めのう細工や若狭塗の職人とも積極的にコラボし、アクセサリーや雑貨などを商品化しています。

組子をもっと気軽に知ってほしいとの想いから、高浜町の小中学校などで体験教室を実施したり、県内外の商業施設でワークショップを開いています。

 

最近子どもの進学もあり、JR青郷駅近くに新しい工房を構えました。

「まちなかでアクセスが良くなって営業活動とワークショップがしやすくなりました。新工房からさらに多くの人に発信したい」。

常に前向きに進んでいけるエネルギーの源は、工房や展示会などに足を運んでくれたり、商品を購入してくれる人たちの熱い応援だといいます。

「でも、土本工芸の一番のファンは私ね」と笑顔の土本さん。

熱い“推し活”はより盛り上がりそうです。

Domoto Kougei 土本工芸 

福井県大飯郡高浜町上瀬7-27
☎0770-76-1514 または090-7301-8854
新しい工房の最新情報は、 インスタで発信
Instagram

お気に入りの“嶺南”スポット

恵良岬【高浜町】
土本さん

おすすめは、上瀬がある内浦地区の海!

岬から穏やかな内海の内浦湾と外海の若狭湾を望めます。

スコーンと抜けるような青い海と青い空が最高!

内浦には日本の棚田百選にも選ばれた「日引の棚田」もあり、何物にも代えがたい素晴らしい景色がいくつも楽しめますよ。

ぜひ自然豊かな内浦に訪れてみてくださいね。

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※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

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writer : ふーぽ編集部

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