海のゴミを使ったものづくりで、地球に優しい社会へ。「トンカンテラス」代表の黒田悠生さん(福井市)【こたかな福井びと】

    海のゴミを使ったものづくりで、地球に優しい社会へ。「トンカンテラス」代表の黒田悠生さん(福井市)【こたかな福井びと】

    こんにちは! ふーぽ編集部です。

    連載「こたかな福井びと」では、福井県に住んでいて夢をかなえた人、夢にチャレンジしている人をミニインタビューで紹介します。

    この連載は、FMふくい、FM石川、FMとやまの北陸3局がお送りする番組「CHIKOのこたかな」(制作・FMとやま)とのコラボ企画。

    各ラジオ局で同じ内容を放送しています。

    第12回目は、福井市の「トンカンテラス」代表の黒田悠生さん。

    FMふくいでは、2024年6月16日(日)に放送予定です。

      誰もがクリエイティブにものづくりができる場所を提供したい。

      福井県福井市には、「トンカンテラス」という面白い名前の工房があります。

      時間制で貸し出される作業室と道具を使って、誰でも気軽にものづくりが楽しめる場所で、毎週、金・土曜の朝から夕方までオープンします。

      地域の子どもたちやお年寄り、学生、障がいを持った方などさまざまな人が、3Dプリンターやレーザーカッター、木工道具、電動工具などを利用し、思い描いたものを自由に形にすることができます。

       

      代表の黒田悠生さんは、2級プラスチック成形技能士、DIYアドバイザーの資格を持ち、自由自在に道具を使いこなす“ものづくりの達人”です。

      トンカンテラスで、利用者のサポートや環境に優しいものづくりの活動をしています。

      かつて黒田さんの実家は、作業場や工具がそろう環境であったと言います。

      建具職人の祖父の姿を見て生まれ育った黒田さんにとって、ものづくりは身近な存在となっていました。

      大学卒業後は、プラスチック製品を作る会社へ就職。

      ものづくりの現場を見て、廃棄になるゴミの多さに驚いたそうです。

      「プラスチック製品を作る工場では、一般的には必要な部品が仮に1個だとしても製造機械などの関係で、1,000個や一万個といった数量でしか生産できないことがあります。必要ではない残りの製品はロスになってしまうのです。必要な分だけ作るよう工夫すれば、このムダを省けて環境問題の解決につながるのではないかと考えました。」

      漂流したゴミが散乱する小浜の海

      また、黒田さんは環境問題の一つである海ゴミ問題にも心を痛めていました。

      この現状を少しでも良くしていこうと、解決の方法としてものづくりに焦点を当てました。

      不要なものをデザインの力で価値あるものへ変換する「アップサイクル」が有効だと考えたのです。

      「モノを使う人たちが自分たちの手でアップサイクルすることで、モノに対する愛着が湧き、大事にするようになる。その結果、モノを捨てなくなる。環境問題を解決するために必要になる鍵は、意識改革とクリエイティブの力だと思いました。」

      トンカンテラスでのワークショップの様子

      海ゴミから作ったアップサイクル品

      こうして、大人から子どもまで気軽にものづくりを体験できる工房「トンカンテラス」を2022年4月に開設しました。

      木の端材や布のハギレなどからグッズを作るワークショップを体験できるほか、アイデアの力を形にして、ほしいものを必要な分だけ作ることができます。

      これまで作ったものは、海洋プラスチックから作った子ども用のおもちゃやコースター、キーホルダーなどさまざまです。

      トンカンテラスに訪れた利用者の皆さんの作品を見せてもらうと、アイデアを活かして、捨てられてしまう野菜の袋から作ったビニール手袋もありました。

      「“誰かのためにやってあげたい”という想いが、クリエイティブの原動力だ」と黒田さんは言います。

      中でも、小浜の海に漂流した海ゴミを利用して作り、近くの公衆トイレに設置された看板は、アップサイクルの象徴的な取り組みの一つです。

      だれもがアップサイクルを気軽に体験できる場所を提供することで、地域の人たちがモノに対して愛着を持ち、いろんな問題をクリエイティブで解決できるようになることがねらいだと言います。

      「ものづくりの知識は、災害時にも役立ちます。トンカンテラスが人との交流の場となり、活動を通してより豊かな地域社会になったらいいですね。」

       

      今週も老若男女が集う、トンカンテラス。

      みんなのアイデアや想いで、どんな作品が生まれていくのでしょうか。

      今後生み出される無限大の可能性に、期待で胸が膨らみます。

      黒田 悠生(くろだ ゆうせい)

      ものづくり拠点「トンカンテラス」代表。2級プラスチック成形技能士/DIYアドバイザー。海洋プラスチックをアップサイクルするなど、循環型のものづくりに関心を持つ。2024年の4月からは、福井県立大学海洋生物資源学部の特任講師としても活躍する。


      「CHIKOのこたかな」(制作・FMとやま)は、FMふくい毎週日曜日の13:55~14:00に絶賛放送中。

      「トンカンテラス」代表の黒田悠生さんをご紹介した第12回目は、2024年6月16日(日)に放送されます。

      なお「放送時間にラジオを聞けない」という方や聞き逃してしまった方も、ご安心を。

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