福井から初めての歌舞伎役者!歌舞伎役者・市川右左次さんに、ふーぽがお話しを聞きました!

    福井から初めての歌舞伎役者!歌舞伎役者・市川右左次さんに、ふーぽがお話しを聞きました!

    こんにちは、ふーぽ編集部です。

    みなさんは、「歌舞伎」と聞いてどんなイメージを持たれていますか?

    日本を代表する伝統芸能のひとつとあって、

    「なんだか格式が高そう」

    「観ても分かるのかな・・・?」

    なんて思う方もいるかもしれません。

    でも、実際に劇場で舞台を観劇すると、衣装の華やかさや歌舞伎役者の演技力のとりこになってしまう魅力があるんです。

    そんな歌舞伎の世界に、実はおひとりだけ福井県出身者の歌舞伎役者がいらっしゃるんです!

    その方は市川右左次(いちかわうさじ)さん!!

    この春、ちょうど福井に帰省されていたところをふーぽがお邪魔して、歌舞伎の世界に入ったきっかけなどお話を聞かせていただきました。

      市川右左次さんは役者歴30年のベテラン。

      お会いした瞬間から佇まいが違いましたよ。お声もとても素敵です。

      市川右左次(いちかわ・うさじ)

      福井県福井市出身。小中高校時代を福井で過ごし、高校卒業後に時代劇の役者を目指し上京。沢村剣友会に入る。1998年に歌舞伎の道に入り、現市川右團次を師匠とする。1999年に「市川喜之助」として歌舞伎俳優デビュー。2019年に名題し市川右左次となる。
      公式Instagram

       

      ふーぽ編集部
      こんにちは! 本日はお時間をいただきありがとうございます!

      1年通してお忙しいと思いますが、福井に帰省されることはよくあるんですか?
       

       

      右左次さん
       
       
      毎月舞台が1日から千秋楽まであるのでなかなか帰省できませんが、帰省するとソースカツ丼とお蕎麦を必ず食べますね。

      あと、福井市にある友人のお店のケーキを買いに行きます。
       
       
       
       
       
       
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      ▲右左次さんInstagram

      ふーぽ編集部
       
       
      役者さんを目指したきっかけはなんですか?

      右左次さん

       

       

      子供の頃からテレビの時代劇に憧れていて、「大江戸捜査網」「銭形平次」「水戸黄門」なんかをよく観ていました。

      勧善懲悪のストーリーが好きで悪人を倒すヒーローにしびれましたね。 時代劇の俳優になりたくて、小学3年生の時に石川県金沢市にあった芸能養成所に所属したんです。
       

      ふーぽ編集部

       

      最初はテレビの俳優になりたかったんですね。

      右左次さん

      そうなんです。だけど中学生になって学年が上がるにつれてだんだん熱が冷めて足が遠のいてしまい・・・。

      そのうちその養成所も閉鎖されちゃったんです。
       
      ふーぽ
      養成所が閉鎖! それはより芸能の世界から遠くなりますね。

       



      右左次さん
      高校3年の6月、そろそろ進路を決めるぞという時でした。

      その芸能養成所の社長の訃報をたまたま新聞で知って、居ても立ってもいられなくなって、親に「社長に会いに東京行ってくる」と驚かれながらも、お通夜に足を運びました。

      遺影に向かって手を合わせていると、その社長に「こんな所でくすぶってんじゃないよ!」と言われた気がして、なんだか心にガーンと来たんです。

      再び役者を目指すことを決めて、すぐにアルバイトを始めてお金を貯めて、上京しました。

      そこからは時代劇に強い芸能事務所に所属して、テレビの時代劇などに切られ役として出演するようになりました。
       

      ふーぽ

      そんなドラマがあったんですね。

      そこからなぜ歌舞伎役者に?
       

      右左次さん

      時代劇の役者として修業を積んでいたのですが、ある時、歌舞伎をやってみないかとお誘いを受けたんです。

      当時は歌舞伎役者のなり手が少なかったようで、時代劇をやっている若手に声がかかったみたいですね。 当時、わたしは歌舞伎にまったく興味がなかったのでかなり迷いましたが、とりあえず舞台を観てみようと1年間足を運び続けました。歌舞伎は時代劇の元祖みたいなものなので。
       
      ふーぽ
      歌舞伎に興味なかったんですね。びっくり!

      師匠の右團次さんの舞台『操り三番叟』後見役

       
      右左次さん
      そうなんです。だけど舞台を観始めたらどんどん魅力のとりこになっていきました。

      決め手になったのは今の師匠である現・市川右團次(いちがわうだんじ)です

      当時師匠は、古典芸能である歌舞伎を現代風にアレンジしたスーパー歌舞伎でヤマトタケルを演じておられました。
       
      名前
      最後に背中を押したのはスーパー歌舞伎だったんですね。
       
      右左次さん
      ええ、スーパー歌舞伎の特徴である3S(ストーリー・スピード・スペクタクル)たっぷりの華やかな舞台にガツンとやられました。

      さらに師匠の演技にくぎ付けになってしまって。

      その情熱と立ち姿のかっこよさに憧れて、入門を決めたんです。
      ふーぽ編集部
       
      そうして歌舞伎の道で研鑽を積んで、2019年にはついに「名題(なだい)の役者」になられました。その時はどんなお気持ちでしたか?
       
      右左次さん
       
      名題の役者になったということは、ようやく一人前の役者になったということで、舞台が上演される際に、自分の名前が表に出るようになります。

      やっと一つ区切りがついたという想いと、ここからいよいよスタートだなという想いでしたね。

      名題の役者になったことがよくわかるのが、京都南座の顔見世で上がる“まねき”ですね。

       

      京都南座の劇場正面に飾られている“まねき看板”。

       
       
      ふーぽ編集日
      わー、これニュースでよく見ます。

      確かにここに自分の名前が出たら感動しますね!

      右左次さんにとって、歌舞伎とはどんな存在ですか?
       
      右左次さん
       
      あの時のご縁から、歌舞伎の世界を選んで本当に良かったです。

      歌舞伎はわたしの人生を作ってくれ、自分にはこんなことできるんだって分からせてくれる存在ですね。
       
      ふーぽ編集部
       
      次の舞台はもう決まっているのですか?
       
      右左次さん
       
      ここで舞台のご案内ができるといいのですが、それが出来ないんですよ~。

      歌舞伎は役が決まるのが上演の2週間前くらいなんです。
       
      ふーぽ編集部
       
      え、そんな短い期間なんですか!

      お稽古はどうするんですか?
       
      右左次さん
      演目自体は3カ月ほど前に決まっているので、だいたいここに出るかな~という感じで見込んで、予定を立ててておくんです。

      公演は毎月あるので、次の舞台の稽古をする期間は、千秋楽が終わってから翌月1日までの3~5日間くらいですね。

      以前から上演されているもので、眼に、耳に残っているものであれば、台本を読むと頭にすっと入ってくるんです。

      ふーぽ編集部
       
      役者さんってすごい! 厳しい稽古の成果が体にしみこんでいるのですね。

      右左次さんのこれからの夢や、やってみたい事はありますか?
       
      右左次さん
      福井の人にもっと歌舞伎を観て、文化に触れてほしいですね。

      そしてまずは、現在、歌舞伎役者の中で福井県出身はわたしだけなので、「こんな人がいるんだ」って興味を持っていただけるとありがたいです。

      そして今後、同郷の歌舞伎役者さんが出てくれば、本当にうれしいですね。

      また、全国の子どもたちに歌舞伎の楽しみ方を伝えるワークショップを定期的に行っているので、いつか福井の子ども達にもそれが出来たらと思っています。

      北陸新幹線も開業したことですし、ぜひ福井の皆さんも東京に来た際に歌舞伎座や新橋演舞場に運んでみてください。


      右左次さん、素敵なお話を聞かせていただき、ありがとうございました!

      福井の皆さんも、これを機にぜひ歌舞伎に興味を持っていただき、同郷の右左次さんを一緒に応援していきましょう!

      ※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

      ※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

      ふーぽ編集部
      writer : ふーぽ編集部

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