【開催済】開館1周年・朝倉義景没後450年記念特別展「朝倉義景の一生」

朝倉義景は何のために生まれ、何を成し遂げたのか。
義景の評価は現在も様々なかたちで議論を呼んでいます。

令和5年は、義景の没後450年の節目の年であり、そして当館の開館1周年を記念し、5代100年にわたり栄華を極めた戦国大名 朝倉氏最後の当主、朝倉義景の一生に焦点をあてる展覧会を開催します。

義景の40年の生涯を年代順に紹介し、義景を支えた一族と家臣団、越前の人々、義景と通好、あるいは抗争した大名たち、彼らと義景との関係性を紐解きます。

選りすぐりの展示資料から、義景が乱世を生きる中で会得した「列島を俯瞰する知略」を明らかにし、織田信長に敗れ去った武将の一言では片付けられない、「新しい朝倉義景像」を知ることができる展覧会。

《主な展示品》
①木簡（付札）「御屋形様」墨書　朝倉館跡出土（当館蔵）【重要文化財】
②黒漆塗総覆輪二十四間阿古陀形筋兜鉢　伝・朝倉義景所用（井伊美術館蔵、福井市立郷土歴史博物館寄託）
③朝倉義景画像（心月寺蔵、福井市立郷土歴史博物館寄託）【重要文化財】
④朝倉太郎左衛門尉奉納瓦（広隆寺蔵）【初公開】
⑤伝朝倉義景所持茶入（藤四郎丸壺茶入）（本能寺蔵）【寺外 初公開】
⑥竹生島大聖院宛 朝倉義景書状（竹生島宝厳寺蔵、長浜市長浜城歴史博物館寄託）【重要文化財】
⑦笏谷石製狛犬（十五社神社蔵）

《関連行事》
○基調講演【要予約・７月５日(水) 午前９時よりWeb申込の受付開始】
講演タイトル：「朝倉義景・武田信玄 VS 織田信長・徳川家康」
大河ドラマ 「どうする家康」 時代考証 平山優氏による講演
定員１００名、当館講堂にて８月５日（土）１３:３０～１５:００に開催

○連続講座「義景ゼミナール１」【要予約・７月５日(水) ９時よりWeb申込の受付開始】
県内の学芸員がそれぞれの視点から朝倉義景を読み解く連続講座
いずれも定員１００名、当館講堂にて１３:３０～１５:００に開催
（１）７月２２日(土)越前編・第１回「笏谷石から読み解く朝倉氏」
　　講師：福井県教育庁埋蔵文化財調査センター 元所長・赤澤 徳明 氏
（２）７月２３日(日)越前編・第２回「朝倉義景の外交知略 ～永禄政変編～」
　　講師：当館 学芸員・石川 美咲
（３）７月２９日(土)越前編・第３回「朝倉義景の遺言と越前松平家」
　　講師：福井市おもてなし観光推進課 学芸員・白嶋 祐司 氏
（４）８月１９日(土)若狭編・第１回「朝倉勢を退けた『難攻不落』の国吉城」
　　講師：若狭国吉城歴史資料館 館長・大野 康弘 氏
（５）８月２６日(土)若狭編・第２回「朝倉・武田軍を迎え撃つ逸見昌経」
　　講師：高浜町郷土資料館 学芸員・倉田 尚明 氏
（６）８月２７日(日)若狭編・第３回「朝倉義景の外交知略 ～元亀争乱編～」
　　講師：当館 学芸員・石川 美咲

○キッズミュージアム「義景ゼミナール２」【要予約・７月２２日(土) 午前９時よりWeb申込の受付開始】
いずれも定員１５名、当館体験学習スペースにて開催
（１）８月６日(日)「まいにち、義景！～日めくりカレンダーをつくろう！～」
　内容：朝倉義景イラストに色を塗り、自分だけのオリジナルカレンダーを作成
　　　　義景身の周りの出来事が分かる特別カレンダー
　時間：１０:００～１１:００、１４:００～１５:００（全２回）
（２）８月２０日(日)「カンタン茶入れをつくろう！～朝倉氏のたからもの～」
　内容：茶入れを模したケースに色を塗り、自分だけのオリジナル茶入れを作製
　時間：１０:００～１１:００、１４:００～１５:００、１６:００～１７:００（あさみゅーナイト(夜間開館)に伴い全３回）

○展示解説「あさみゅートークプレミアム」【予約不要】
展示担当職員による、３０分間のミニ講座
いずれも定員１００名、当館講堂にて、１５:３０～１６:００に開催
（１）７月２２日(土) 担当：学芸員 石川美咲
（２）７月３０日(日) 担当：学芸員 多田明加
（３）８月１１日(金・祝) 担当：学芸員 石川美咲
（４）８月２７日(日) 担当：文化財調査員 熊谷透