福井県若狭エリアで冬のごちそう旅。寒ブリ、ジビエ、若狭ふぐなど、嶺南グルメを堪能できるお宿を紹介します。

冬のブリは身の締まりと脂ののり具合が格別。

女将の家族が仲買人なので、日向港直送の選りすぐりのブリが味わえます。

1体10キロ以上のブリを、しゃぶしゃぶに刺身、カマ焼きやブリ大根、唐揚げ、ブリ丼と余すことなく楽しみましょう。

「寒ブリフルコース」は1月末まで。

田烏（たがらす）の鯖と伝統食への熱意溢れる大将夫妻がふるまう、鯖づくしのコース。

「小浜よっぱらいサバ」の刺身をはじめ、伝統食であるへしこや、へしこを麹と米で漬け込んだ「鯖のへしこなれずし」などが並びます。

鯖の刺身は暑さに弱いため、冬季限定のごちそうです。

若狭ふぐを自家養殖する「下亟（しもじょう）」の「若狭ふぐだけ特上コース」。

メインは贅沢にぶつ切りした身を七輪で焼く“焼きふぐ”。

ふっくらと柔らかい身はシンプルに塩で味わって。

ほかにも、てっさや炙り、バター焼きに煮付けなど、若狭ふぐの繊細な味を生かした料理が目白押し。

地元の人からも愛される「新佐（しんざ）」のぼたん鍋は、地元で獲れたイノシシを隣接の加工場でさばくので新鮮で臭みがなく、食べやすいです。

昆布出汁に女将が独自にブレンドした味噌を加えることで、猪肉の旨味が引き立ちます。

地元産の野菜との相性も良く、体を芯から温めてくれます。