月刊fu 卒業記念! 作家・宮下奈都さんエッセー「緑の庭の子どもたち」のトークイベントは熱気MAXでした。

月刊fu 卒業記念! 作家・宮下奈都さんエッセー「緑の庭の子どもたち」のトークイベントは熱気MAXでした。

こんにちは、ふーぽ編集部ともきです。

福井新聞社発行の雑誌「月刊fu」で約5年半にわたって連載され大人気を博したエッセー「緑の庭の子どもたち」。

言わずと知れた福井市在住の作家・宮下奈都さんの作品ですね。

宮下家の何気ない日常や、3人のお子さんたちの成長を描いた温かな文章は毎月毎号、読者からの絶大な支持を集めましたが、子どもたちの成長、卒業、進学などとともに、惜しまれながらも2019年5月号の第68回をもって連載終了となりました。

そして去る6月8日(土)、その約5年半の連載を振り返るトークセッションがJR福井駅前のハピリンホールで開催されました。

セッションでは、「緑の庭の子どもたち」の連載でイラストを担当したおまりさん、編集者の瀬川あづささんも登壇し、エッセーの制作過程、裏話などを披露してくれましたよ。

全国から訪れたファンたちのすごい熱気と笑い、そして涙に包まれたイベントの模様をお届けしましょう♪

トークセッション用オリジナルポスターでお出迎え


今回のイベントは、月刊fuでの連載終了にちなみ、出版文化産業振興財団(JPIC)読書アドバイザークラブが全国総会に合わせて開催したものでした。

当日はJPICの会員だけでなく、県内外のファン200名以上が詰めかけ会場はすごい熱気でした!

ロビーにはこれまでの原画も展示され、多くのファンが懐かしそうに見ていましたよ。

見てるとどこか優しい気持ちになれるおまりさんのイラスト

宮下さんがペガサスの被り物を・・・(笑)。思わず二度見してしまいます

ファンにとっては思い出深いイラストばかり


トークの皮切りは、記念すべき連載第1回である、2013年10月号の誌面の朗読からスタート。

朗読を通して会場の全員がエッセーの様子を想像しながらトークセッションは進みます

「緑の庭の子どもたち」が出来るまでを思い出と共に振り返ります

続いて話題となったのは、そもそもなぜ宮下奈都さんの連載が月刊fuで始まることになったのか?

連載が開始する以前から、編集者の瀬川さんは宮下さんのTwitterをフォローしていて、宮下さんが時折つぶやくお子さんの話題がとても魅力的だったそうです。

それを読んでいるうちに「宮下さんにまとまった形で何か書いてほしい」という気持ちが膨らんでいったという瀬川さん。

ご縁をたどって宮下さんに思いを伝えたところ、瀬川さんも宮下さん自身も「子どもは大きくなるにつれて面白いことをしなくなるので、書くなら今のうち!」とかねがね思っていたということで、そこで意気投合したそうです。

連載第1回の朗読後、当時を振り返る宮下さん(左)

イラスト担当のおまりさん

2人の間を編集者としてウロウロ & 駆け巡った瀬川さん


ちなみに、この連載でおまりさんがイラストを担当したのも、編集者瀬川さんの働きかけがあったからなんです。

瀬川さんとおまりさんは、以前から交流があり、日ごろのやり取りをFAXを使って行っていました。
おまりさんが毎回そのFAXに何気なく描いていたイラストを、瀬川さんは常々「素敵だな」と思っていたとのこと。

「緑の庭の子どもたち」の連載の話が出た際に、瀬川さんが提案したことによって、イラストをおまりさんが手掛けることになったそうです。

そんな3人の出会いから、この素晴らしいエッセーがスタートしたんですね。

3人の緊張もほぐれ、トークもだんだんと盛り上がってきます


さてトークの次のテーマは「わたしの一番好きな、緑の庭の子どもたち」。


作家、イラストレーター、編集者それぞれの視点で好きな回を選びました。
連載への関わり方が違えば、思い出は三者三様のようですね。


宮下さんは連載当初は子どもたちがみんな思春期だったので、だれのエピソードか特定されないように『息子』や『子ども』とあいまいに書いた回もありましたね」と裏話を披露。

おまりさんと瀬川さんは、月刊fuの誌面を印刷する上で、イラストに関して思ったような「色」が出なくて苦労したことがあったそう。

そういう色の表現の仕方などについて、月刊fu編集部で「緑の庭の子どもたち」を担当するデザイナーと一緒に悪戦苦闘したこともいい思い出だそうです。


文章の内容はもちろん、おまりさんのイラストや瀬川さんの編集者としてのこだわりがあってこそあの誌面が生まれていたんだなと、わたしもなんだか胸が熱くなりました。

ちなみに宮下さん、おまりさん、瀬川さんが選んだ好きな回は以下の通りです。

・宮下さんセレクト「第32回 おいしいコーヒーを」(単行本「緑の庭で寝ころんで」掲載作品)
・おまりさんセレクト「第26回 息子の筆箱」(単行本「緑の庭で寝ころんで」掲載作品)
・瀬川さんセレクト「第50回 ペガサスのこと」(単行本未掲載作品)

「月刊fu」2019年2月号より。宮下さんが毎回書き換えていたんですね!

トークセッション後半には、連載に添えていたプロフィールを毎回、宮下さん本人が新たに書き直していたという裏話も披露されました。


毎回、いろいろ頭を悩ませながら書いていたそうです。みなさん気づいていましたか?

 

 

宮下家のお子さんたちのイラスト。エッセーと共に成長したんですね~

この日、宮下さんが誌面の朗読を聞きながら「自分の書いた物なのに」と照れ笑いしながら涙を浮かべるシーンも。


「作品に登場する子どもたちが、fuを読んでいる地元の読者のみなさんに見守られて育ったように感じて嬉しかった」
と、感慨深そうに振り返っておられました。


わたしもこの作品の大ファンで、宮下さんが子どもたちとのささやかな日常を綴る、優しく温かな文章に毎回釘付けになっていました。

これからも、これまでの「月刊fu」のバックナンバーや、途中の回までを収録した単行本「緑の庭で寝ころんで」を読み返すことで、日常の中の幸せを見つけるきっかけをもらえそうです。


そしてこの連載のファンのみなさまに朗報です!!


6月13日(木) 〜16日(日)、福井市美術館 3F講堂で

「緑の庭の子どもたち」の原画展が開催されます! 【⇒詳細はこちら!】


宮下さんの家族を優しく魅力的に描いた、おまりさんの原画が約70点。期間中はおまりさんも在廊されるそうです♪

こちらも、ぜひ訪れてみてくださいね。

「緑の庭の子どもたち」イラスト原画展=卒業編=

福井市美術館 3F講堂

【住所】福井県福井市下馬3丁目1111
【営】9:00~17:15(入館16:45まで)
【開催期間】2019年6月13日(木) 〜16(日)
【料金】入場無料
【TEL】0776-33-2990

※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

ともき
writer : ともき

ふくいの食に関することが大好きな、ふーぽ編集部おいしい「食」担当。
ふくいのおいしい情報を中心に、野菜ソムリエとしての視点も活かした記事をお届けしま す。 最近のマイブームは農家さんや漁師さんからの情報収集。ふくいの食は奥が深い!

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