福井が誇る明治のスーパーマジシャン「松旭斎天一」の伝説の技「サムタイ」を再現したよ。

    福井が誇る明治のスーパーマジシャン「松旭斎天一」の伝説の技「サムタイ」を再現したよ。

    こんにちは、ふーぽ編集部のじんです。

    福井が誇る明治期の大マジシャンといえば、みなさんご存知の「松旭斎天一(しょうきょくさい・てんいち)」ですね。

    ええっ! ご存知ない?

    あ、いや、知らない人がほとんどかも。。


    簡単に言ってしまえば、今の福井市に生まれた松旭斎天一は、明治時代にマジックの大一座を率いて、国内だけでなく海外まで広く巡り大成功をおさめた人物です。

    なんと明治天皇・皇后両陛下の前でも公演したことがあり、さらに初代の「引田天功」も遠い弟子に当たるというから驚きます。

    今回ちょっとしたご縁で、天一が得意としたマジック「テンイチ・サムタイ」を再現した動画を撮影できました。

    最後に動画があるのでぜひご覧ください!

      松旭斎天一 肖像 / (c)福井県立こども歴史文化館。無断転載・無断使用を禁じます。


      はい、これが「日本近代マジックの父」と呼ばれる松旭斎天一です。

      なるほど、マジシャンっぽいミステリアスな雰囲気を全身から醸してますね。

      ここで天一について、ざっとおさらいしてみましょう。

      松旭斎天一は幕末の1853年、福井城下(現在の福井市順化1丁目付近)の武家に生まれました。
      幼くして徳島に移った後、両親と死別してしまいます。

      明治に入って、見世物や興行を行っていた西洋人と知り合い、
      一緒に上海に渡るなどして、西洋マジックや中国の手品を身に付けます。

      その後、西洋手品と日本伝統の「水芸」を組み合わせるなど斬新な奇術公演で一世を風靡し、数十人もの一座を率いて全国の大劇場を巡回し巨万の富を築きました。優秀な弟子も数多く輩出し、系譜をたどると初代の引田天功にもつながります。

      しかし、そのまま左うちわで暮らしたのかと思いきや1901(明治34)年、48歳の時に一座を解散。
      たった数人で海外へ渡り、アメリカやカナダ、イギリス、フランス、イタリア、オランダ、ベルギーなど判明しているだけで10カ国近くを巡り、そこでも大成功を収めました。

      米国などの雑誌も天一を世界のトップマジシャンとして、かの「脱出王」ハリー・フーディーニらと並べて紹介してるほどです。


      いやー、ホントすごくないですか天一って。

      しかも彼は生まれ故郷である福井に対して特別な思いを持っていたようです。

      福井での公演は1891(明治24)年、福井市照手の「照手座」を皮切りに全部で5回も行っていて、そのたびにさまざまな寄付や慈善事業を行ったという記録が残っているんですって。

      水芸をする天一一座/河合勝マジックコレクション福井県立こども歴史文化館保管)/ (c)福井県立こども歴史文化館。無断転載・無断使用を禁じます。



      ほらほら、どんどん松旭斎天一に興味が湧いてきますよね。

      さて、そんな天一が得意としていたという伝説のマジックが「サムタイ」です。

      海外では、「テンイチ・サムタイ」と呼ばれ、水芸とともに観客を熱狂させたと伝わっています。


      サムタイをする天一 / 久保正夫氏蔵(福井県立こども歴史文化館保管)/ (c)福井県立こども歴史文化館。無断転載・無断使用を禁じます。


      ほらほら、天一が「テンイチ・サムタイ」をやっている貴重な写真ですよ!

      ・・・とは言ってもこれじゃ、どんなマジックなのかさっぱり分かりませんね。

       

      ということで今回、伝説の「テンイチ・サムタイ」を実演していただくことにしました!

      実演してくれるのは、福井奇術同好会顧問のロイヤル山口さん!!!


      このサムタイをものにしているのは、かなりのテクニシャンぞろいの同同好会でも山口さんだけだそうです。


      まずは、真剣の試し切りから。


      サムタイとは、両手の親指同士をきつく結び、それを日本刀の刃に向けて・・・


      って、説明するよりも実際の動画を見ていただいたほうが早いですよね。



      ということで、「テンイチ・サムタイ」の貴重な動画をご覧あれ!!
       ↓ ↓ ↓ (2分17秒)

      すごーーーー!!! 大成功!!!

      真剣を持つアシスタントを務めていたふーぽ部員も、

      「すぐ近くで見てもタネがまったくわからない!!」

      と驚愕していましたよ。

      いやー、おそるべし「テンイチ・サムタイ」です。


      今回実演していただいたロイヤル山口さんも

      「欧米列強の力が強かった明治時代に、その世界中の観客をアッと驚かせて手玉に取ったスーパーマジシャンが、実は福井の人だったなんて本当に痛快な話だよね。もっともっと福井の人は、天一のことを知って誇ってほしいですね」

      と話してくれました。

      ちなみに松旭斎天一は、日本奇術界トップの座にいる絶頂期に、病気のためにあっさり引退したそうです。

      福井市内のあちこちに、松旭斎天一の生誕地に設置された石碑や、かつて彼が寄贈した石灯篭など、の足跡が残っています。

      もし天一のことが気になりだしたなら、ぜひそれらのスポットを巡ってみてくださいね。


      下に紹介するサイトでも、松旭斎天一のことがいろいろ分かりますよ!


      【⇒ 福井奇術同好会公式HP】

      ⇒ YouTube動画「まちかど県政/松旭斎天一特集」】

       

       

      ※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

      ※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

      じん
      writer : じん

      雑食系フィールドワーカーにしてアームチェアディテクティブ。なんつって。

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