嶺南在住クリエイターがいま会ってほしいローカルピープル情報をお届けする【嶺南こんにちは通信】。
今回は、敦賀市・林とうふの土山 良太さんです。
お気に入りの嶺南スポットも教えていただきました。
4代目がつなぐのは地域に愛される一丁と絆。

大豆の旨味が詰まった自慢のラインアップ
敦賀市元町。ガラス越しに厨房がのぞく「林とうふ」は、1937年に産声を上げた。
看板商品の「きぬとうふ」や「きぬあげ」が並ぶ店頭で、4代目として店を切り盛りするのが土山良太さんだ。
叔父から事業を承継し、今年の5月で2周年を迎える。
3代目のとき、後継者不在により、2022年に閉店。店の歴史は一度途絶えかけた。
しかし、味を惜しむ地域の声が、甥の土山さんを突き動かした。
「長年愛された店を復活できるのは、自分しかいない」。
決意から2年、再び暖簾が掲げられた。
現在も先代から技術を学び、助力を得ながら、伝統の味を大切に守り続けている。

敦賀市育ちの土山さんのモットーは、「一度きりの人生、興味あることを仕事にすること」。
3軒の飲食店を経営する傍ら、今情熱を注ぐのが、豆腐だ。
「実は子どもの頃は苦手で。お酒を嗜むようになり、ようやく奥深さに気づいたんです」

「自画自賛したくなるほど、イケてる」と胸を張る「きぬとうふ」と「きぬあげ」
仕込みは朝6時から。職人の勘を頼りに、大豆の旨味を凝縮させる“寄せ”の作業は真剣勝負だ。
「温度も湿度も毎日違うから、わずかに風合いが変わります。成功も失敗もすべてが糧。勉強の日々です」
客層は、毎日の食事にと買い求める人々から、その味に惚れ込んだ料理人まで幅広い。
常連客に「続けてくれてありがとう」と声をかけられるたび、老舗の歴史を背負う誇りが胸に満ちる。
「父や従姉妹も手伝ってくれます。以前は正月くらいしか集まらなかった親族が、今は心強い相棒です」と結束を喜ぶ。
最近は「もっと多くの人に届けたい」と、車で県内外に出向く「移動する豆腐屋」も展開。
毎週土曜の敦賀合同青果での市には、給食で味を知った親子が買いに訪れることも。
「作り手の顔を見て買える安心感。そんな昔ながらの対面販売こそがうちの良さ。お客さんとのふれあいが楽しいです」。
今後は、キッチントレーラーで揚げ豆腐や田楽を振る舞う“屋台構想”を温めている。
「培った技を生かして、高品質な国産大豆を使った理想の一品にも挑みたい。いつか全国の豆腐屋と肩を並べられたら」。
土山さんが地域の応援を力に変えて生み出す一丁は、どこまでも白くしなやかだ。
林とうふ
福井県敦賀市元町18-6
☎770-22-1338
【営】8:00~17:00
【休】日曜・祝日
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水島

土山さん
子どもの頃から敦賀の海が大好きです。水島の透き通るような海の美しさは格別。友達と船を出し、周辺で釣りやウェイクボードを楽しむのが至福のひとときです。朝凪の静寂や、夕暮れ時の穏やかな波に包まれる時間は、最高の一言に尽きます。
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