FUKUI Gastronomy 越山若水えつざんじゃくすい)プロジェクトでは、この秋いよいよ“福井でしか味わえない”スペシャルイベントを開催!福井県内をめぐった5名の食のキュレーターと和洋中のシェフたちがタッグを組み、福井の食と風土を一皿に表現します。

福井の山・海・里の恵みを味わい、語らう特別な時間をお過ごしください!

タベアルキスト
マッキー牧元さんと行く

10/18(土) 17:00〜
タベアルキスト マッキー牧元さんと行く福井レストラン
福井前の寿司と酒肴
福井の地酒を愉しむ夜

福井の食を握る。越山若水スペシャルイベント第一夜「鮨処 海月」で開幕

FUKUI Gastronomy 越山若水(えつざんじゃくすい)プロジェクトのスペシャルイベントが、いよいよスタートしました。

記念すべき第1回は、2025年10月18日(土)、福井市の人気寿司店「鮨処 海月(くらげ)」で開催。キュレーターを務めたのは、タベアルキストのマッキー牧元さんです。

キュレーターのマッキー牧元さん

乾杯は、黒龍酒造が手がける希少なスパークリング日本酒「ESHIKOTO AWA」から。ゆるやかに泡が立ちのぼるグラスを手に、福井の夜がはじまりました。

カウンターに立つのは、「鮨処 海月」の店主・郷北斗さん。江戸前寿司ならぬ“福井前”寿司を掲げ、ネタのひとつひとつに土地の物語を込めます。

郷さんが語る食材や生産者の話も楽しみのひとつ

マグロやウニといった定番をあえて使わず、生のハタハタや若狭マハタ、炙った頭の味噌をのせた甘エビの握り、永平寺の郷土料理「葉っぱ寿司」など、一貫ごとに福井の海・川・里がつながります。

さらに九頭竜川の鮎、三方五湖のモクズガニ、福井の海女が採る「すがも(菅藻)」など、郷さんが自ら足を運ぶなかで出会った食材も、季節の日本酒とともに登場しました。

生では珍しいハタハタの握り

越前町で水揚げされたあんこうの煮込み。自家製の豆板醤を添えて

アブラギリの葉で酢飯と一緒にマス、しょうがなどを包んだ永平寺町の郷土寿司「葉っぱずし」。今回はアカメガシワの葉を使い、中には2日間漬けにした鯖が

口の中に磯の香りが漂う「すがもと汐うにのしゃり粥」

会場には、福井だけでなく、東京、神奈川、長野、さらにはアメリカからも参加者が集結。

郷さんの軽妙な語りと、マッキー牧元さんの食談義に、満席のカウンターは笑顔と拍手に包まれました。“福井の旬を握る”。その言葉を体現するような、記念すべき一夜の幕開けでした。

<開催概要>
【日にち】2025年10月18日(土)
【時 間】16:45開場/17:00開宴/20:00終了(東京最終にお乗りいただけます)
【会 場】鮨処 海月(福井県福井市順化1-10-2
【会 費】お食事・日本酒込み 27,000円(税サ込)
※十分ご用意しておりますが飲み放題ではございません
【参加人数】1名様〜最大2名(中学生以上から参加可能)

フードコラムニスト
門上武司さんと行く

10/19(日) 12:00〜
フードコラムニスト門上武司さんと行く福井レストラン
世界三大料理の二つを福井食材で愉しむ稀有な美食ランチ
トークセッション:高村刃物製作所 高村光一さん

フレンチ×中華、福井の食材が結ぶ“稀有なひととき”

2025年10月19日(日)、福井市の「ル・ジャルダン」で、FUKUI Gastronomy 越山若水スペシャルイベント「世界三大料理の二つを福井食材で愉しむ美食ランチ」が開催されました。

キュレーターは、『あまから手帖』編集顧問でフードコラムニストの門上武司さん。料理を手がけたのは、ル・ジャルダンの堀内亮シェフと、京都の名店「MOTOI」前田元シェフ。フレンチと中華、それぞれの流儀を融合させた一日限りの特別コースが披露されました。

冒頭には、堀内シェフが信頼を寄せる越前打刃物職人・高村光一さん(高村刃物製作所)が登場。門上さんとともに、包丁と料理の関係について語るトークセッションが行われました。

キュレーターの門上さん(左)と高村さん(右)

多くの料理人から絶大な支持を集める高村刃物製作所の包丁

コースでは、上海蟹のシェリー酒漬けや、堀内シェフのスペシャリテ「六条大麦とイカの温かいサラダ 汐うに風味のエキューム」、さらに前田シェフによる「スズキの麒麟蒸し 酸辣ソース」など、福井の風土を映す一皿が次々に登場。メインの「敦賀産 鹿ロースのロティ 2年熟成豆板醤ソース」は、二人の技と感性が交差する渾身の一品として会場を魅了しました。

上海蟹のシェリー酒漬け

六条大麦とイカの温かいサラダ 汐うに風味のエキューム

スズキの麒麟蒸し 酸辣ソース

敦賀産 鹿ロースのロティ 2年熟成豆板醤ソース

デザートには、「杏仁豆腐 越のルビー」や「富津金時のデクリネゾン 黒ゴマのグラス」など、中華とフレンチが軽やかに融け合う甘味が登場。ジャンルを超えて福井の食の可能性を映し出したひとときとなり、フィナーレでは、門上さんの温かな言葉と拍手に包まれ、会は幕を閉じました。

「中華のエッセンスを学ぶ貴重な機会となった」と堀内シェフ(中)。前田シェフ(左)も「福井の食材とクラシックなフレンチの対比が新鮮だった」と笑顔を見せました

<開催概要>
【日にち】2025年10月19日(日)
【時 間】11:40開場/12:00開宴/15:00終了予定
【会 場】ル・ジャルダン福井(福井県福井市文京4-28-16
【会 費】30,000円(税サ込・ドリンク別)
【参加人数】1名様~(中学生以上から参加可能)

10/19(日) 17:00〜
門上武司さん×マッキー牧元さん
東西食いしん坊が揃い踏み!
福井の人気中国料理店で初共宴の夜

「門上武司×マッキー牧元」東西食の巨人による無茶ぶり中華の会

2025年10月19日(日)、FUKUI Gastronomy 越山若水スペシャルイベント「門上武司さん×マッキー牧元さん 東西食いしん坊が揃い踏み!福井の人気中国料理店で初共演の夜」が開催されました。

左から門上さん、マッキーさん、皇龍の冨士夫妻

舞台となったのは、2024年にオープンした中華料理「皇龍」。京都の名店「大鵬」で10年修行を積んだ冨士大介シェフが、福井各地の食材を自在に操り、門上武司さん・マッキー牧元さんを唸らせる特別コースを披露しました。

門上さんの乾杯で会がスタート

「よだれ鶏」「福井産小松菜の腐乳炒め」「永平寺ジビエ 猪の焼売」など、福井ならではの食材を使ったメニューが並ぶ中、注目を集めたのは両氏の“無茶ぶり”リクエスト。

門上さんの希望による「回鍋肉」はキャベツではなく福井の旬野菜をたっぷり使い、辛味の奥行きを楽しむ一皿に。マッキーさんの希望による「水煮魚」は三方五湖産雷魚の淡白な旨みに四川の刺激が重なる逸品として会場を魅了しました。

皇龍名物の「よだれ鶏」

「福井産小松菜の腐乳炒め」はやさしい味わい

「回鍋肉」は本来、葉ニンニクと一度茹でた豚肉を使った料理で、キャベツは使わないのが本場の食べ方

「水煮魚」は川魚と唐辛子を水で煮込む四川の素朴な料理

冨士シェフは「初めてのイベント開催でしたが、心から楽しんで料理ができました」と笑顔。マッキー牧元さんも「ロードサイドという立地で自分の信念を貫く姿勢に感動しました」とエールを送りました。

東西の食の巨人と福井の若き料理人が織りなす、熱い一夜となりました。

<開催概要>
【日にち】2025年10月19日(日)
【時 間】16:30開場/17:00開宴/20:00終了予定(東京・関西とも最終列車にお乗りいただけます)
【会 場】中華料理 皇龍(福井県福井市飯塚町29-101
【会 費】お食事・飲み放題・サービス料込み 20,500円
※特別なお酒はキャッシュオンでご用意しております
【参加人数】1名様〜

 

FUKUI Gastronomy 越山若水プロジェクト
福井県交流文化部誘客推進課委託事業
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