Bspoken スーツおやじ図鑑® 仕掛け人、藤田氏に聞く!立ち上げの狙いと思い。

今号が記念すべき創刊号となった「B spoken ビースポークン~スーツオヤジ図鑑~」について、このマガジンの仕掛け人であり発行人の藤田伸朗氏に、どういう経緯でこの企画を思いついたのか?
そしてBspokenに込められた思いなどを聞いてみました。
藤田伸朗 Nobuaki Fujita
the measuring order salon代表。フィッティングマイスター。株式会社DEN planning 代表取締役

編集部 いよいよ「B spoken – スーツオヤジ図鑑 富山版」が創刊となりましたが、まずはこのマガジンの着想と言うか、率直な狙いを教えてください。
藤田 まず、私の本業ですけど、富山と金沢でオーダースーツサロン「the(ザ)」という店をやっています。
アメリカ禁酒法時代のスピークイージーという隠れ酒場をイメージして作ったので、バーカウンターがあるんです。
実際に、夜来店される方でお酒を飲みながら生地を選ぶ人もいます。
お客さんにも恵まれていて5周年を迎えるんですが、お客様の9割近くが会社を経営されている方とか、企業の役員の方とか、そういう方たちなんです。
編集部 お洒落や身だしなみに気をつけている経営者の方が多いんですね。
藤田 そうなんです。それとポイントは、経営者って経験豊富な人が多いので、とにかく話が面白いんですよ!
経歴やエピソード、あと趣味とか含めて魅力的な人だったり、尊敬できる考えを持っていたり。
でも、聞いてみると世間にはあまりそういう顔は見せてない人も多いらしくて。もったいないと思ったんです。もっと素の顔というか、裏の顔というか(笑)を見せたら社長や企業の魅力は伝わるのに!と思ったんです。
編集部 それで、こういうインタビューがメインのデザインなんですね。
藤田 ファッション誌を作るつもりは、最初からなかったですね。
目指したのは「スーツ×経営者」という切り口で、その企業の魅力が見えてくるようなメディア。
スーツ市場の再興というのもありますが、企業の抱える課題(人材確保やブランディング)解決のキッカケづくりになればということを考えました。
大手の求人広告や会社案内では見えにくい「B面」、つまり経営者の日常や想い、生き様を可視化することで、企業の新しい顔を伝えたいと思ったんです。

編集部 なるほど。“B面”というのはユニークな切り口ですね。
藤田 タイトルの「B spoken」は、「bespoke(オーダースーツ)」と「B面」をかけた造語なんですよ。
その“B面”を伝えることで、読者が経営者の内面に共感したり「こんな人と働いてみたい」と思うことで、人材との距離が自然と縮まる。
採用活動のあり方を、少し違った視点から支援できたらと考えています。
こうした新しいお洒落文化創造に意欲的に取り組む経営陣の姿勢が、新しい企業カルチャーの一面を魅せることに繋がるとも考えています。
編集部 採用活動の支援的な役割もあるんですね。ページには企業情報や求人窓口が書かれていますもんね。
一方で、誌面の中には「シャチョメシ」や「身だしなみ」特集など親しみやすい企画もありますね。
藤田 若い世代への事前調査で、「社長ってランチ何食べてるの?」という声が意外と多くて(笑)。
あと、スーツ屋なのでスーツの嗜み、楽しみを広げていきたい思いも当然あります。
だからこそ、敷居の高くないスーツカルチャー誌にしたかったんです。
読んだ学生や求職者が企業とのマッチングに自然とつながる、そんな媒体を目指しました。
編集部 掲載されている社長さんたちもバラエティ豊かというか、オファーの仕方にもこだわりを感じました。
藤田 はい。富山市・高岡市といった中心地だけでなく、南砺市や黒部市からもご登場いただいています。
業種もバラバラで、“多様な経営者像”が見えてくる誌面になったと思います。

編集部 あと1つ気になったのは、なぜ新しい媒体を紙(フリーペーパー)で出そうと思ったんですか?
藤田 今の時代になんで?って思いますよね(笑) カンタンに言えば「紙の良さ」ってあるじゃないですか。
なんでもwebの時代ですけどオヤジ世代には手に持てる紙媒体のほうが届きやすくて捨てられにくいとか、紙のページを読むほうが理解度と記憶の定着が良いとかね。
あと、どこで配るかによってターゲットを絞れるのもいいかなと。もちろんホームページやSNSも補足的に使いますけどね。
編集部 紙の良さ、なんか分かる気がします。今後の展開について教えて下さい。
藤田 今まずはこの「富山版」を成功事例として、全国のスーツ店や企業と組んで横展開していければいいなと考えています。
『スーツオヤジ図鑑◯◯版』として富山から始まった企画が全国に広がったら楽しいなと思います。
「スーツオヤジ図鑑って、富山から始まったらしいぞ」と言われたいですよね。
実は能登半島地震の復興支援にも活かしたいという一面もあります。「北陸の企業は元気だぞ」と全国に発信する手段として、この図鑑が一役買えたら本望です。
編集部 “ オシャレ×求人×ブランディング”という新たな試みに、今後も注目が集まりそうですね。創刊おめでとうございます!


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