“なぜ建てるのか?” 建築は、思想をかたちにする仕事である。

対話を重ね、生活スタイルを
読み解いていく。

有限会社ラックワークス太田建築設計

代表取締役

太田 晟尋

建築を“生き方”として捉える太田氏。固定観念に頼らず、対話を重ねる“無駄な時間”の中から本質をすくい上げ、暮らしに寄り添う空間を仕立てる。仕事と人生を丁寧に行き来する姿勢が、唯一無二の建築を生み出す。その穏やかで鋭い設計哲学に迫る。

無駄な時間をも共有しながら、その人の生活スタイルを読み解いていく

Episode1.
建築は思想。対話から生まれるビスポークの空間。


大阪の大手建築事務所を経て、1998年に「自分の名前で仕事がしたい」と独立した太田氏。

建物が何のために存在するのかを問い続け、造形だけでなくコンセプトを何より大切にしているという。

クライアントの要望と、建築家ビジョンをどう調和させるか?の問いに面白い答えが返ってきた。

それは「クライアントとの“無駄な時間”をあえて共有すること」。

対話の中のちょっとした言葉に、その人の生活スタイルやニーズを読み解いて、スーツの「ビスポーク(オーダーメイド)」のように作るのだそうだ。

「空間設計には生活スタイルを変える力がある。ゆえに責任も大きい」という言葉の裏に、緻密な計算と、施工現場で知恵を出し合う、職人的な熱意が隠されていた。

「採算度外視はダメだけどね!(笑)」と茶目っ気たっぷりに語る姿に、大人の余裕と建築家としての揺るぎない矜持を感じた。

Episode2.
羅針盤となる余白。受け継がれる創造のDNA。


「建築は未来への羅針盤」と謳う太田氏は、休日の過ごし方も実に丁寧だ。

気分転換を兼ねたカフェ巡りや、自然の中でのリフレッシュを求めて赴くまま出掛けるという。

仕事と私生活を意識的に切り替えるとき、よく行く「秘密の場所」があるとこっそり教えてくれた。

コーヒーを飲みながら自然を眺めるひとときは、設計に必要だと語る大切な余白そのもの。

 

 

インタビュー中、熱心に説いてくれた「自然光の重要性」は、その秘密の場所にも差し込んでいるに違いない。

現在広告制作の道で活躍する息子さんにも、氏の創造的なDNAは着実に引き継がれているようだ。

自らの感性を研ぎ澄ます「大切な場所」を糧に、新たな一本の線を引く。太田氏が仕立てる空間は、クライアントの人生を豊かに彩り幸せへと導く、静かなる羅針盤なのである。

※本記事の情報は取材時点のものです。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

有限会社ラックワークス太田建築設計

石川県を中心に、住宅から商業施設、マンションの新築・リノベーションまで幅広く手がける建築設計事務所。幸運を呼び込む建物づくりのパートナーとして、クライアントの目線に立った真摯な設計・監理を信条とする。対話を通じて理想の空間を具現化する、クライアントにとっての心強い伴走者。

代表取締役 太田 晟尋
所在地 石川県金沢市末町13-52-61
電話番号 076-229-1952
URL https://luckworks.jp/
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