大人の身だしなみ〜スーツスタイル7つの鉄則〜基本の「キ」【Bspoken®的 スーツ 着こなし指南】

スーツは嗜むもの、楽しむもの。
仕事の制服というより、人生の“ 嗜好品”かもしれない。
ルールやマナーに縛られていた就職活動時代はとうに卒業したはず。
今、スーツをどう着るかは、知識と美学とあなたの哲学によります。
知るほどに味や香りが立ってくるワインのように、着こなしもまた、伝統を知ったうえで守ったりハズしながら佇まいをつくっていく。
―着こなしは声なき自己紹介かもしれません。
TPOの“P”はPlace(場所)じゃなくて、Philosophy(哲学)のPだと、どこかのスーツオヤジが言ったとか、言わなかったとか。
あなたなりのスタイルが作れるように、まずはインプットからはじめてみましょう。
大人の身だしなみ〜スーツスタイル7つの鉄則〜
スーツは、あなたの仕事を語る戦闘服であり、個性を表現するものです。
しかし「個性」という言葉を履き違えてはいけません。最低限の品格の上にプラスするものです。
ここではスーツの「失敗しないための7つの鉄則」を、基本のキとしてご紹介します。
基本を抑えた上で自分なりの個性をプラスしていきましょう。
汎用性と清潔感の基本

ビジネスシャツは「第二の皮膚」であり、清潔感と汎用性が重要です。
基本は「真っ白」で襟型はセミワイドなどベーシックなものを選びましょう。
たまに見かける襟やボタンホール(穴)に色付きの装飾が施されたもの、衿が2枚あるように見えるようなデザインシャツは、ビジネスやフォーマルなシーンではNGです。
もともとモード系ファッションやカジュアルに使われていた装飾を引用しているからです。
個性を出していくなら2枚目以降は、薄いブルーやストライプがおすすめ。
「第二の皮膚」の鉄則

シャツ自体がアンダーウェア(下着)として扱われてた起源もあり、下着を着ない文化も残っていますが、高温多湿な現代の日本では汗対策や透け防止のためにTシャツを着るのは一般的になりました。
ですが基本は見えないものを選びましょう。カラーやプリントは論外。
シャツの襟元からTシャツの襟(クルーネックなど)が見えてしまうのもNGです。
基本は深いVネックでシャツから透けにくい継ぎ目(シーム)のないものがベスト。色よりもベージュが最も透けにくい色とされています。
一番下は留めない、アンボタンマナー

2つボタン、3つボタンのどちらも「一番下のボタンは留めない(アンボタンマナー)」のが原則です。
これは、ジャケットが最も美しく見えるシルエットを保つためのルール。そして3つボタン段返り(ラペルの裏に隠れるように付いているデザイン)の場合は一番“上”のボタンも留めません。
留めてしまうと胴回りにシワが寄って美しく見えなくなります。
また椅子に座る際も外すのが基本です。
上品さを決める「チラリズム」

座った時や足を組んだ時に一瞬だけ見える靴下。
素肌が覗いてしまうと、一気に上品さに欠け、マナー違反と見なされます。
ビジネスシーンでは、「ロングホーズ」と呼ばれる膝下までの長い靴下を選び、素肌の露出を防ぎましょう。
色は、靴の色かパンツの色と同系色を選ぶのが基本。
足元に統一感を持たせると足が長く見える効果も期待できます。
グラデーションカラーも脚長効果が期待できますが、まずは基本の色を徹底しましょう。
ウエストと靴との「調和」

ベルト穴は5つあるうち「真ん中」で留めるのが最も美しく見える「黄金律」です。
それを踏まえてベルト選び、長さ調整を行いましょう。
また、靴の色と合わせるのが鉄則です。
幅は3.0~3.3cmのクラシックな幅を選び、カジュアルなメッシュや、バックルが大きすぎるデザインは避けましょう。
また、パンツによってはベルトのピンを通してズリ落ちないように固定するピンループがついているものもありますので活用しましょう。
信頼と手入れが語る「哲学」

靴は信頼の土台であり、あなたの哲学の現れるアイテムです。
最もフォーマルで万能なデザインは、ストレートチップ(キャップトゥ)の黒。一文字の線が入った、つま先が補強されたものです。最小限の装飾と、高度な縫製技術が必要であることからフォーマルな場にもふさわしいとされています。
もし、茶色を合わせたい場合は明るい茶色ではなく焦げ茶色を選びましょう。
先の尖ったロングノーズはビジネスにはあまり向いていません。女性からは子供っぽい、カッコ悪い、品がないという評価が多数です。
初期投資はかかりますが、いい靴(ちゃんとした靴)を持つことをおすすめします。愛着を持ってメンテナンスをすればずっと履けます。信頼できるスーツ屋や靴屋に相談しましょう。
「美しさ」を追求するバランス

スーツの丈(たけ)は、既製品でもお直しで美しく調整するべき基本中の基本です。
袖丈(そでたけ)は、スーツの袖口からシャツの袖が1.0~1.5cmチラッと覗く程度に。
(親指の先まで約11~12cmがキレイに映ると言われています)

パンツ丈は、靴に裾(すそ)が少し乗る程度のハーフクッションが年代を問わずおすすめです。
日本のビジネスシーンでは折り返しのないシングルが一般的。
3.5~4.5cm折り返すダブルの場合は、シングルよりほんの少し丈を短めにするのがスッキリときれいに映るポイント。
丈の調整でスーツは格段に見違えます。
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