何もないと思っていた町に、いちばん大切なものがあった。

利益も大事だけど
“正直”な仕事を続けたい。

はる喜クリーニング株式会社

代表取締役

春木 謙一

一度は輪島を離れたが、帰郷後に土地の豊かさに気づいた春木社長。震災や火災等の困難も「強さより正直さ」を信条に乗り越えてきた。地域と向き合い、復興も自分たちが楽しい形をはる喜クリーニング株式会社 追求する。その誠実さと人間味こそが最大の魅力だ。

利益も大事だけど、質にこだわった“ 正直”な仕事を続けたい。

Episode1.
輪島を愛し、仲間に生かされた。二代目の「本当の強さ」


「若い頃は、ここには何もないと思って東京へ飛び出したんです」。

照れくさそうに笑う春木社長は、今では誰よりも輪島を愛する男だ。

ガッシリした体格に反してお酒が一滴も飲めないというギャップが、周囲の緊張をふっと和ませる。

2024年の震災。変わり果てた故郷を前に「自分の無力さを知った」と言う。

避難所で人間の本性が露わになる瞬間を目の当たりにしながらも、彼を突き動かしたのは全国からの支援と、共に汗を流したスタッフの存在だった。

「今は同級生と祭りを企画したりして、町を盛り上げている最中。お金も大事やけど、まずは自分たちが楽しいと思えることからコミュニティを再建したいんです」。

かつて「何もない」と背を向けた場所で、今は仲間と肩を組み、息を吹き返した町の再生に心血を注いでいる。

Episode2.
幾重もの試練を「正直さ」で超えて。守りたいスタッフの情熱。


春木社長の歩みは、まさに試練の連続だ。

2020年の工場火災、それに続くコロナ禍、そして能登半島地震。

「本当に大変な時期ばかりでした」と振り返る姿には、修羅場をくぐり抜けた男の静かな迫力があった。

かつて背中を追った厳格な先代への憧憬と、素直になれなかった葛藤。

それらを経て辿り着いたのが「正直であること」という極めてシンプルな哲学。

 

 

震災直後、一度は廃業を覚悟した。しかし、避難先にいたスタッフからの「必ず戻ってきます」という言葉に魂を揺さぶられたという。

現在は業績も6割まで回復。「利益も大事ですが、質にこだわった“正直”な仕事を続けたい」。

金沢への進出も見据えつつ、輪島という根っこを大切にする。

不屈のオヤジの原動力は、スタッフとの絆という燃料を得て、再び力強く回り始めているのである。

※本記事の情報は取材時点のものです。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

はる喜クリーニング株式会社

輪島市を中心に宿泊施設のシーツやタオル、施設のユニフォームをクリーニングしています。創業当時から受け継いできた、きれいを届けるを追求し、お客様から必要とされ続ける洗濯屋を目指しています。

代表取締役 春木 謙一
所在地 石川県輪島市山岸町ち部56番地
電話番号 0768-22-6156
URL http://www.harukicleaning.com/
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