肩書よりも、「番頭」であることに誇りを持つ。人を育てることが、会社を育てることだと信じて。

「番頭」であることに
誇りを持つ

柴田商事株式会社

代表取締役

河合 弘治

25歳で福井へ戻り、ハローワークを通じて柴田商事へ入社。屋根・板金事業の現場で経験を積み、部門責任者、常務、専務を経て2025年に代表取締役に就任。「モノ売りではなく、ヒトを売る会社」を信条に、主体性を育む組織づくりと次世代への理念継承に取り組んでいる。

社長になっても変わらない。「番頭」であり続けることこそが信念。

柴田商事コンテナショールームにて撮影

「私は社長というより、まだ番頭なんです」。

河合社長の口から出たその一言が、人物像を端的に表していた。

一般的な経営者なら、自らのビジョンや挑戦を語る場面かもしれない。しかし河合社長が繰り返し口にしたのは、「責任感」という言葉だった。

前社長を支え、福井の現場を預かり続けてきた年月。その中で培われたのは、会社を前へ引っ張る派手なリーダーシップではなく、仲間や協力会社、お客様からの信頼を一つずつ積み重ねる姿勢だった。

「モノを売る会社ではなく、ヒトを売る会社」。

その考え方もまた、建材や工事を扱う会社だからではない。

最後に選ばれる理由は、提案力でも価格でもなく、「誰が担当するか」。

だからこそ、自らの役割を「番頭」と表現する。その言葉には、会社を支えることへの誇りと覚悟がにじんでいた。

 

社長を目指したわけではない。責任を積み重ねた先にあった現在地。

実は、河合社長の入社のきっかけはハローワークだった。

25歳の時、仕事を探す中で偶然目に留まったのが柴田商事。

「前職と少し近い業界だったから」、そんな理由で応募し、給料を気にすることもなく入社を決めた。

当時は社長になるどころか、将来の明確な目標すら描いていなかったという。それでも任された仕事には真正面から向き合い、期待に応え続けた。現場を預かり、部門を率い、気づけば会社を支える「番頭」と呼ばれる存在になっていた。

 

 

「責任感が最初からあったわけではありません」。

その言葉どおり、責任感は生まれ持った資質ではなく、一つひとつの仕事を積み重ねる中で育まれたものだ。

そして今、河合社長が目指すのは、自分のように責任を背負い、自ら考え、行動する人材が育つ会社。

偶然の出会いから始まった一人の社員の歩みは、次の世代へ柴田商事の理念をつなぐ使命へと変わっている。

※本記事の情報は取材時点のものです。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

柴田商事株式会社

創業70年以上。屋根・外壁工事を基盤に、太陽光事業やリフォーム事業、コンテナハウス、遮熱施工、高齢者生活支援など、暮らしに関わる幅広い事業を展開。「Love・Happy・Harmony(愛と調和で幸せを!!)Growth&Innovation(成長発展して変革を!!)」を理念に掲げ、地域社会とともに成長する企業を目指している。

代表取締役 河合 弘治
所在地 福井県福井市二の宮4-17-5
電話番号 0776-22-1765
URL https://www.shibata-s.co.jp/
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