逆境すらも、ワクワクする挑戦へ。コロナ禍のどん底から、若い感性で「印刷の未来」を切り拓く。

逆境すらもワクワクする
挑戦へ

株式会社国府印刷社

代表取締役社長

有定 耕平

主力の受注が一瞬にして激減する。令和元年の社長就任直後、未曾有のコロナ禍という巨大な洗礼を受けた有定耕平社長。絶望的な状況の中、彼は立ち止まるどころか、あえて「今、世の中に必要なものを全員で考えよう」と社内を動かした。そこで生まれた若手主体の「企画部」が放ったヒット商品を足がかりに、同社はさらなる進化を遂げていく。

社長就任と同時に訪れた「経営の危機」。窮地で絶望を跳ね返した、「企画部」の誕生。

令和元年、有定社長は期待を胸に国府印刷社のバトンを引き継いだ。

しかし、その行く手を阻むように、コロナ禍という逆境が襲う。

同社の主軸であった「豪華クルーズ船の旅行パンフレット」の受注は連日の自粛報道により一瞬で激減した。「このままでは会社が潰れる」という強烈な危機感が襲う。

だが、彼はこの「空白」を仕掛けに変えた。

あえて社員を休業させるのではなく「今世の中に必要なものを全員で議論しよう」と社内を鼓舞。そこで誕生したのが、かねて温めていた若手主体の「企画部」だった。

彼らは地元の伝統である越前和紙を使用し、抗菌や型抜きを施したマスクケースをわずか3週間で開発。

これがプレスリリースを機にメディアで大爆発し、何万部も売れる大ヒット商品に成長した。

どん底の時間は若い感性がきらめく「挑戦の始まり」へと昇華した。

 

伝統とデジタルを融合し、次のステージへ。「印刷にきらめきを」掲げ、可能性を信じ抜く。

どんな危機に直面しても有定社長は決して歩みを止めなかった。

休日にたまたまテレビを見ていた際、流行のカードビジネスと越前市名物「ボルガライス」の特集が偶然繋がり、「掛け合わせたら面白い」と直感。

面識の全くない地元のキーマンへすぐさま直談判し、全16店舗の写真撮影や味の解説まで手掛けてカード化を実現した。

 

 

コロナ禍でも全国の面白い印刷会社を巡り刺激を受け続けたように、この「自らが面白がって、仕事を愉しむ」姿勢こそが、同社を次のステージへ押し上げる原動力だ。

最先端のデジタル印刷や特殊製本を武器に、アクリルやボトルなど多彩な素材に「印刷+α」の価値を拡大。

「印刷にきらめきを」という思いを胸に、紙が減る時代に可能性を信じ抜く彼の言葉は、新社会人や未来を担う福井の若い世代の心を、今も熱く力強く揺さぶり続けている。

※本記事の情報は取材時点のものです。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

株式会社国府印刷社

多様なデジタル印刷機や特殊製本技術を駆使し、「印刷+α」の価値を提供するクリエイティブな印刷会社。自社完結の一貫体制を生かした高い技術力とサステナブルな開発力は全国でも高く評価されており、オリジナル商品「色変わるメモ帳」は2025年にプレミアム・インセンティブショーで大賞、2026年には日本文具大賞優秀賞を受賞。

代表取締役社長 有定 耕平
所在地 福井県越前市北府2-11-16
電話番号 0778-22-3706
URL https://kokufu.co.jp/
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