親の背中を追い続けた時間が、ようやく「自分らしさ」に変わった。

親を信じ学んで
ようやく見つけた
「自分らしさ」

ハンジョウ株式会社

取締役

佐々木 周我

創業者夫婦の長男としてハンジョウ株式会社へ入社。福井県キッチンカー協会会長も務めながら、新たな事業や地域とのつながりづくりにも挑戦している。「周りに助けてもらってきた」と語るその姿勢の根底には、親から学び、人との出会いに育てられてきた時間があった。親を信じ、親から学ぶ。決して遠回りではなかった時間。

親を信じ、親から学ぶ。決して遠回りではなかった時間。

「僕、それほど仕事ができるタイプじゃないんです(笑)」。

ハンジョウ株式会社取締役。福井県キッチンカー協会会長。そう聞けば誰もが人を引っ張るリーダーを思い浮かべる。

しかし本人は「周りに助けてもらってきたから」と繰り返す。

中学では生徒会長を務め、大学では約800人規模の学生団体代表も経験。それでも自分一人の力でここまで来たとは思っていない。

創業者である父と母の会社に入社してからも、5~6年は自分の意見より二人の考えを優先した。

自分の色を出そうとするより、まずは学ぶこと。その時間が土台となった。

そして、その土台の上に自分らしい経営を築くきっかけとなったのが、ある経営者との出会いだった。

「親と同じになる必要はない。自分のいいところを伸ばせばいい」。

その一言で肩の力が抜けた。親と同じになるのではなく、自分にしかできない役割を果たせばいい。そう思えるようになってから、自分の意見を少しずつ口にできるようになった。

「お前、いつ頑張るんや?」。人生に残り続けた一言。

そんな佐々木さんには、もう一つ忘れられない出来事がある。

就職活動で東京にいた頃の話、酒を酌み交わした相手は保育園からずっと一緒に育ち、自分の歩みを誰より見てきた幼なじみだった。

その友人が不意に言った。「お前、いつ頑張るんや?」。

受験も就職活動もどこか本気になり切れず、器用に立ち回っていた当時の自分。反論はできなかった。その一言は、社会人になってからも折に触れて思い出したという。

自分らしい経営とは何か。その答えを探すたび、あの日の言葉と向き合い続けた。

今、佐々木さんが若手に伝えるのは、「失敗してもいい。何でもチャレンジしてほしい」ということ。

そこには、自分自身が歩んできた時間が、静かに重なっている。

※本記事の情報は取材時点のものです。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

ハンジョウ株式会社

「すべての想いをカタチにする」を理念に、企画・デザインを軸としたトータルプロデュースを展開。Web、映像、印刷、建築デザイン、商品開発など幅広い事業を手掛けるほか、地域イベントやキッチンカー事業にも積極的に取り組み、新たな価値づくりを続けている。

取締役 佐々木 周我
所在地 福井県福井市西開発4-221-2
電話番号 0776-52-2799
URL https://www.hanjou.co.jp/
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